高校も就職を考えて選ぶ時代

高校も就職を考えて選ぶ時代

 近年、大学進学者が減少傾向にあると言われています。そして、その理由の1つとして挙げられていたのが、大卒者の就職率低下です。時間とお金をかけて大学を卒業しても、必ずしも就職に有利に働くとは限らない現状を見て、大学進学よりも就職に役立つ資格の取得を目指して専門学校へ進学する人が増えているようです。

 

 では、高卒で就職を目指した場合はどうなのでしょうか。2012年10月末の調査によると、2013年高校卒業予定者の就職内定率は60.9%だそうです。2012年卒業の大卒者の就職率が63.9%でしたから、就職率だけ見ると高卒も大卒も大きな違いは無いと言えるでしょう。

 

 ただし、高校の学科別の就職率を見た場合、普通科は47.5%と半分を割り込んでいるのが分かります。この数字は就職希望者の内定率ですから、普通科を卒業した人の半数以上が就職できていないということになります。

 

 逆に、77.2%と高い就職率を見せたのは工業科です。以下、福祉、商業、農業などの科ではいずれも6割以上の就職率となっています。つまり、専門学科の卒業者は普通科よりも圧倒的に就職率が高くなっているのです。

 

 高卒の就職率は各都道府県の統計も出ていますが、地方によってかなり差があるようです。岩手、宮城、福島の被災3県では復興需要の後押しも影響しているのでしょうが、いずれも前年同期より数パーセント上昇しています。一方、沖縄県では27.4%と最も低い数字となっていました。

 

 大卒・高卒共に就職率の低迷が続いていますが、就職率が低くなっている原因を認識することができれば、将来の就職を有利に運ぶことも可能となります。そのためには、企業が求めている人材をリサーチし、就職のために早い段階から進学先を選択することが重要となってくるでしょう。



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