高卒の就職率右肩上がりの要因


 平成25年5月17日付掲載記事によりますと、同年1月末時点で95.8%と、ここ3年、高卒者の就職状況は上昇気流の上を順調に推移していることがわかります。その要因のひとつとして文科省は職業安定所の職員による就職支援活動を挙げています。更に同年3月15日掲載分では、就職率が上昇し続けている様のほか、上昇の要因を2008年秋に発生したリーマンショックからようやく脱した、あるいは脱しつつある状況を示す一つの現象として挙げています。

 

 確かにリーマンショックによって中高年や派遣等の非正規雇用者を対象とした大量リストラや雇止めが断行され、社会問題ともなりました。さらに新卒採用の取り止めまたは大幅縮小等、企業の最大の固定費を削るため人材減らしに躍起になりました。しかし、売上第一主義という企業の宿命は変えられず、また新たな展開を始動させます。

 

 その為には人材補充が急務になってきます。また大量リストラ後になって、手薄になった部分がよく見えてきて、再び人材を採用するという動きも出てきています。加えて、特に製造業にとっては技術の継承の観点からも後継者育成が命題となってのしかかっていて、高卒の就職に一役も二役も買っているのです。

 

 一方、2011年3月11日に発生した忌まわしい大震災によって復興が急がれる東北の地においても同様に就職率はアップしています。しかし多くは復興のための臨時雇用者が占めているという実態を知ったとき、それでは本当の意味の就職率なんかではない、と感じたものでした。今回発表の就職率も今後発表される就職率も、有効求人倍率も正規雇用のみのデータであるべきだと強く感じます。それであってこそ、真のデータなのだと思います。



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