高い就職率とその裏側

 高卒者の就職内定率98.7パーセント…なんと100人中99人が採用されるという驚きの数値が宮城県から生まれました。

 

 ところが、相変わらずの希望職種とのミスマッチ状態は変わらないということで、社会人として初めての就職先が、希望する職種ではないというのは残念です。

 

 しかしリーマンショックがやって来たとき、大企業が軒並み採用ストップまたは採用人数を大幅に縮小して就職氷河期と呼ばれたついこの間、多くの新卒者が働かず、勉強もせず、具体的な目的意識をなくしたニートに変貌した話はご存じの通りです。

 

 

 

宮城県の高卒者たちの高い就職率とその裏側

 

 こうした人たちと比べたら、例え希望する職種でなくても就職する宮城県の高卒者の方々の姿勢の方がよほど素晴らしいと思います。

 

 希望する職種がなくてもこうして20年振りに復活した高い就職内定率に至ったのにはいくつか訳があります。

 

 ひとつは被災した生活を建て直したいと思う気持ち、そしてひとつは亡くなった多くの友人や知人の分も頑張るといった自らを奮い立たせる気持ち、さらに、生まれた町を一日でも早く復興させるために地域の役に立ちたいと思う気持ち。
 これらの気持ちが時として幾重にも重なって、彼らの就活を後押ししたのです。

 

 しかし地元の多くの産業が壊滅的な被害を受けたなかで、常用雇用の案件は少なく、復興までの期間決め雇用がほとんどだということ。また、建築土木関連の仕事が多く、女性向きではないという声も寄せられています。今回の内定率の裏側を覗けば、やはりそういった実態はまだ続いているようです。



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